26日土曜日にCBR600RRのお客様が伊豆の伊東市で事故。
 
 
モトハシメカが午後6時にスクランブル発信!
 
 
帰ってきたのは日付が変わって午前1時。
 
 
ご苦労様です。
 
 
翌日「てんちょーすみません高速ではね石が当たってフロントガラスに傷が…」
 
 
「しゃーない、しゃーない、不可抗力じゃ」と言ってあげたっきり忘れていたてんちょー。
 
 
そして本日、
 
 
いつも塗装をお願いしているPsファクトリーさんにお客様のCB1300のカウルを持って塗装の打ち合わせに向かうべく国道4号線を走っているとフロントガラスのてんちょーの目線のやや下に直径1Cm位の傷。
 
 
「あーこれかぁ 修理(補修)に出さないとだめかなぁ」と思って運転していると、
 
 
ピシッ
 
 
んっ
 
 
ピシッ
 
 
あれっ
 
 
傷がちょっと左右に伸びたような気が、気のせいか?
 
 
ピシッ
 
 
いやっ、傷が伸びてるぞっ
 
 
ピシッ
 
 
 
げっ!間違いない!どんどん傷が左右に伸びてるぅっ!
 
 
 
運転中にもかかわらずガラスの傷の端っこを凝視すると、1秒に1mm位の速さでどんどん左右に傷が広がっていくぅぅっ!
 
 
ああっこのままじゃまっぷたつになっちまうぅぅっ!
 
 
ビシッ
 
 
ああっ!止まれ!そこで止まってくれ!!
 
 
 
映画好きのてんちょーの頭の中ではほんの数分後に起こるであろう惨劇がハリウッド映画張りに映し出される。
 
 
 
地底に隠れていた宇宙人が地表に出現する際に大地を揺るがし、伸びていく地割れが地球の終焉を予感させるがごとく
 
 
ゆっくりとそして、確実に亀裂は左右に到達しフロントガラスはまっぷたつに割れガラスが砕け散る。
 
 
砕けたガラスからバイク屋てんちょーのその命とも言えるイケメンフェイスを守るべく手で覆おう!
 
 
勢い良く砕けたガラスはてんちょーの腕に無数に突き刺さる!
 
 
てんちょーの腕にはざっくり開く傷口!
 
 
とっさにアーミーナイフの底から針と糸を取り出し運転しながらおのれの腕の傷を縫合するてんちょー!
 
 
しかしハンドル操作を誤り急ハンドルを切る!
 
 
ホンダが誇るミッドシップスポーツ「アクティ」のタイヤが吼える!
 
 
なぜかたまたまそこに設置された傾斜のついた台に乗り上げ宙高く回転しながら舞い上がるアクティ!
 
 
空中で2回転したあと4号ハイウエイのアスファルトの上に叩きつけられ、横転!
 
 
運転席のドアを蹴り上げ車外へ出るてんちょー!
 
 
即座に横転したアクティの後ろに身を隠しホルスターからガンを抜きセーフティを解除!
 
 
そこへ後続のガソリンを満載したタンクローリーが迫る!
 
 
てんちょー静かにガンを構え何の罪も無い運転手に1発!
 
 
立て続けにタンクローリーの車輪に6発連射!
 
 
 
チャリーン…
 
最後の薬莢が地面に落ちる…
 
 
 
間一髪アクティの直前でバランスを崩し横転するタンクローリー!
 
そこへ次々と後続車両が衝突!!
 
 
爆発!
 
 
炎上!
 
 
吹き上がる炎!
 
 
立ち上る黒煙!
 
 
回避した一般車が衝突し、なぎ倒した消火栓から吹き上がる水柱!
 
 
マグナム片手に銀行強盗を追い詰めるハリーキャラハン!
 
 
迫り来る巨大隕石!
 
 
あんなに信じていたのにてんちょーをあっさり裏切る女スパイ!
 
 
アクティに迫る火山溶岩!
 
 
上空には現場をもろとも壊滅すべく攻撃命令が下った核ミサイル搭載のアメリカ空軍機が近づいてくる!
 
 
海からは巨大な津波が!
 
 
炎上するタンクローリーからはメタルボディーと化した運転手がてんちょー迫り来る!
 
 
てんちょーのガンにはもう弾が無い!
 
 
「ガッデーム!俺の運もここまでか…」
 
 
地球に残してきた家族のために…
 
 
静かに爆破スイッチを押す…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんな妄想中に傷は既に全長50Cm程に!
 
 
イメージ 1
 
「イカン!このままじゃターミネーターにヤーラレーターになってしまう!」
 
 
とっさにコンビニの駐車場へ非難!
 
 
Hondaディーラーに務める同級生に緊急連絡!
 
 
なかなか取り次ごうとしない交換手に苛立つてんちょー
 
 
「私はオートショップアオヤマのてんちょーだ!」
 
 
「危険が迫っている!さっさとつなげ!君も、君の家族も後悔することになるぞ!」
 
 
やっと電話口に出た同級生からは衝撃の言葉が…
 
 
「大丈夫、大丈夫そのまま走っても大丈夫だから、ホンダ学園で習ったでしょ。新しいガラス手配しとくね」
 
 
ガチャ…ツーツーツー。
 
 
「へっ?」
 
 
 
「さてはバイクネタが尽きてきたな」と心配してくれた皆様と
 
こんなふざけたブログを最後まで読んでくれた皆様に捧ぐ…
 
 
 
THE END