「担当医ぃ美穂先生に代わりましてぇ大門先生、大門先生…」
ふう~…
思い起こせば先月の診察の時…
「ミホぉ~、どぉ~おぉ、ついてるぅ~、ボキの鎖骨ぅ~」
「おう!おう!イツもイツも馴れ馴れしく名前で呼びやがってぇっコラァ!!
ボキの鎖骨もう一回ボキっといくぞコラァ!!」
「美穂!うまい!ボキの鎖骨をボキっと!」
どすっ!!
おぷっ!!
「さ、さすが…主治医だけあって受傷部を避けてのちょっぷ…」
「もうプレート抜けますぅ?」
「もう骨もしっかり付いているので、もうプレート抜いてもいいんじゃない。」
「じゃあレースが終わって5月下旬か6月に抜いてほちいです」
「わかりました、その頃は私は産休に入りますので代わりに大門先生にお願いしておきます。」
「へっ…美穂が抜いてくれるんじゃないの…」
「今の私の感情の流れでいくと、プレート摘出した後 傷口縫合しないで
麻酔から覚ましますよ…ふふっ」
「やだぁ~それだけはやだぁ!!!…大門先生でよいです…ぐすっ…」
「ちなみに大門先生は女医さんですか?」
「私よりはるかに若くて綺麗な女医さんですよ。しかも、ど・く・し・ん」
ニヤリ…
「みほぉ!!!いままで散々世話になっ たなぁ!!
あんたぁいい腕してたぜぃ!!
元気な子供さんを生んでくれよぅ!!!
感謝してるぜぃ!!!
産休だけにサンキューなんて…」
「なっ」
どすっ!!
おぷっ!!
「じゃあ次は入院前の検査と大門先生の診察がありますから5月中旬に予約入れておきますよ…」
「お大事に…」
つづく