「てんちょーさぁーん、診察室にお入りくださーい」
「はぁ~い!大門しぇんしぇー今いっきま~す!」
「しっつれいしま~す!」
「そこに座れ!今回のヤマを担当する整形1課突入班係!大門だ!」
「へ…お…と…こ… ヤマ?・・・ とつにゅうはんがかり?」
「なんだ!何か事件か!」
「い…いえ…よろしく…お願いします…」
「今回のヤマは、おまへの鎖骨に取り付けられた爆弾の取り外しだ! 簡単なヤマだっ!オレたち軍団に任せておけ!」
「ばくだん?・・・ぐんだん?」
「心配するな俺の課には喧嘩っ早いが優秀なデカが揃ってる!」
「で、デカ?」
「作戦を説明する!」
「さ、さくせん?いんふぉーむどこんせぷと…と言うことでしょうか…?」
「まず、おまへさんをヤクを使用して眠らせる。意識がなくなったところで、
特別機動サファリを先頭にマシンXとスーパーZに乗り込んだオレたちが正面ゲートを突破し、見張りに付いてるやつらを制圧する!」
「これまで扱ってきたヤマのパターンからすれば銃撃戦に突入するのは必至だ!そしてこれまでのパターンからすればヤツラは全員射殺される事になる!
なぁーに心配する事はない!
おまへは既に意識を失い夢の中だ!」
「見張りに付いているヤツラさえ壊滅してしまへば後は簡単だ!
ポッポとオキそしてジョーが突入し鎖骨に取り付けられたハッパを取り外し
信管を抜く!以上だ!」
「ヤク?銃撃戦?射殺?ポッポ?オキ?ジョー?ハッパ?…一体どういうことでしょうか…」
「シロートなりに判断し、分かりやすく言わせて頂きますと、私は全身麻酔で眠らされて傷口を開けプレートを止めているボルトを取り外しプレートを摘出した後傷口を縫合し手術が終了と言う事でよろしいでしょうか?」
「簡単に言えばそう言う事だ!」
「ただし…」
「ただし?」
「ごく稀だが、ハッパの取り外しが出来ないことがある…その場合は…」
「へっ…そのばやいは?」
「その場で爆破する!!」
「ヤダァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
そんな訳で6月中旬に突入作戦…いや、プレートの摘出手術を行う事になりまちた…
簡単に申し上げますとこの方が入れてくれたプレートを…
この方が抜くはずだったのが…
美穂先生が産休に入ってしまい代わりにこの方が抜擢され
爆破止む無しで取り外すことになってしまったと言う事でしょうか…
♪
泣いたらあとは ほほえむだけさ
笑顔で迎えよう 明日の幸せを
幸せを
みんな誰かに愛されて~
そして誰かを愛してる~
お願いですから手荒いマネだけはゆるちてくだしゃい・・・